出会いがないと悩む社会人は増えている

昨今では、出生率の低下や晩婚化が人口減少の要因となるとして問題視されることが多い。

20代の若者世代で結婚する人が昔に比べて減ったことなどが、主な理由として挙げられるが、結婚したくてもできない、相手が見つからないと、悩む社会人が増えていることが根本的な要因である。

結婚する若者が減っている理由には、所得の減少や育児環境の悪化など他の要因もありますが、根本的には社会人同士での出会いの機会が減っていることが原因です。

出会いの機会が減っている理由

社会人の出会いの機会が減っている理由としては、主に以下の3つが挙げられる。

• 恋愛や結婚に対する価値観の変化
• SNSなどの普及によるプライベート重視の傾向
• 男性の“草食化”による恋愛に対する意識の低下

恋愛や結婚に対する価値観の変化

出会いの機会が減っていることには、社会人の恋愛や結婚を取り巻く環境や価値観の変化が大きく影響している。

昔は、社会人になり20代後半ともなると、上司や取引先の仲介により社内恋愛やお見合いなど通じて結婚するというのが一般的であった。働き盛りに差し掛かった男性社員と一般事務職の女性社員の結婚は、その最たる例といえるだろう。

しかし、現在では上司や取引先の仲人によって結婚するというケースが一般的とはいえなくなっている。社内恋愛を経て結婚するカップルは依然として一定数いるものの、それはあくまで自然発生的なケースでしかなく、昔に比べれば格段に少ない。

また結婚だけでなく社内恋愛に関しても、昔と比べて減少している傾向がある。

社内恋愛の減少

社会人で出会いがないと悩む方は意外と多い。

毎日同じフロアで働き同じ目標に向かっていることから仲間意識は芽生えるものの、恋愛にまで発展することがあまりないようだ。

確かに会社内では多くの男女が一緒に働いているのに、誰と誰が付き合っているというような話を聞くことは、以前より少なくなってきている。もちろん、恋人関係を秘密にしているということもあるだろうが、噂レベルの話も耳に届かなくなっている。

社内恋愛を躊躇する一番の理由は、別れてしまうと面倒なことになるかもしれないという事だろう。

職場が同じでは別れてからも嫌でも顔を合わせることになる。別れ方にも色々あるが、どのような状況で別れたにせよ仕事がやり難くなるのは目に見えている。別れをきっかけにどちらかが仕事を辞めるなんてことも珍しくない。

つまり、社内で恋人関係になるということは、どうしても結婚まで意識させられることになる。社内恋愛＝結婚となると、特に男性にとっては大きな責任を感じることになる。

社内恋愛が減ったということは、そのような重くて制約の多い恋愛よりは気軽に恋愛を楽しみたいという人が多くなっているからだ。

現在は、結婚にこだわらない人も増えてきている。また、今ではインターネットの普及から出会いの多様化が進み、出会い系サイト、FacebookをはじめとするSNS、Twitterなどのコミュニティーサービスを利用した出会いの割合が急激に増え、社内以外でも気軽に異性と知り合える環境ができている。

SNSなどの普及によるプライベート重視の傾向

異性との新たな出会いの機会を社内で求めなくなった人が増えている背景には、仕事とプライベートを明確に分けるライフスタイルが、特に若い世代に浸透していることが大きく影響している。

昔は、終業後や休日も同僚や上司とプライベートな付き合いをすることが当たり前であったが、現在の20代の社会人は、プライベートで社内の人間と関わりを持つことを避けることが増えている。彼らはプライベートな時間を使って社内の同僚や上司と関わりを持つよりも、TwitterやFacebookなどのSNSをはじめとする、ネット上のつながりに時間を費やすことを重視する。

そういうこともあり、異性との出会いや知り合うきっかけの場も、社内からSNSなどのネット上のつながりが中心となってきている。とはいえ、SNS上で恋人関係に発展するような出会いは、意外と少ない。

そもそもSNSは異性との出会いを求めるためのコミュニケーションツールではないので、恋愛関係になるような出会いの場としては機能しにくい一面がある。

SNSは意外と出会いにくい

現在では社会人のほとんどは、なんらかのコミュニティーサイトに登録していると思う。

当然そのサービス内で気になる異性にアタックしたいと考えることもあるだろうが、友人や知人、仕事関係者、などの人達ともつながってしまっていることから、なかなかアプローチしにくいのが現状だ。間違ってもネットナンパ師なんて烙印を押されてしまうことは社会人として避けなければいけない。

また女性の社会人はSNSで露骨に恋人募集なんてことはプライドがゆるさない。

そうなると、横のつながりを気にすることなく知人にバレることもない出会い系サイトに、出会いのモチベーションの高い社会人が集まってくることになる。

Facebook、mixiなど質の高いコミュニティーサービスが多数存在するなかで、出会い系サービスが現在まで廃れずに存続できている理由は、この知人にバレない秘匿性の高さによるところが大きい。特に、大人の割り切った出会いを希望するならば、出会い系サイトを選択するしかないだろう。

男性の“草食化”による恋愛に対する意識の低下

異性との出会いの機会がないと悩む社会人が増えていることには、男性が「草食化」したことよって、積極的に女性と出会おうとしなくなっていることも大きく影響している。

男性の「草食化」に対して、女性が「肉食化」しているとも言われるが、結婚を前提とした真剣な恋愛などについては、男性に比べて女性は受身の立場であることには、今も昔も大きな違いはない。

つまり、出会いが欲しいと女性が思っていても、女性を口説く積極的な男性が減っていることによって、男女の出会いの機会が減っているというわけだ。

出会い系は出会いがないと悩む女性に特におすすめ

男性との出会いの機会がないと悩む女性には、出会い系を使って出会える男性を探すのがおすすめだ。

社会全般を見渡せば「草食男子」が増えてはいるものの、出会い系に登録している男性は、依然として女性との出会い探しに積極的だ。出会い系には、女性と同じように異性との出会いがないことに悩む男性が、彼女や新たな女性と知り合うために数多くの登録がある。

出会い系に登録している人は、男性も女性も出会い探しに積極的なので、簡単に出会いが見つけられる。特に、出会い系は女性登録者数に比べて男性の登録者数が圧倒的に多く、女性はたくさんの男性から好みの男性を選び放題という状態である。

特に、ワクワクメールやハッピーメールといった大手の信頼できる出会い系には、様々な年齢層、職業の男性が数百万人単位で登録しているので、女性が男性と出会うにはうってつけの場といえる。女性の多くが望む高収入やイケメン男性など、理想の男性とそれほど苦労することなく出会えるはずだ。

出会い系で出会う時の注意点

ただし、女性が出会い系で男性と出会う場合は、注意しなければいけないこともある。

具体的には、すべての男性が真剣な恋愛をするために出会い系に登録しているわけではない、ということだ。出会い系に登録している男性はどちらかと言えば、真面目な出会いよりも体の関係など割り切った出会いをするために女性を募集していることも多く、たとえ好印象をもった男性と知り合ったとしても、真剣な恋愛にまで発展するケースはあまり多くない。

また、男性登録者の一部には、真剣に付き合える彼氏を募集している女性に対して、誠意ある男性のふりをして近づき、出会ったらすぐに体の関係を持ってフェードアウトしてしまう、体目当ての男性もいる。

女性にとって、出会い系が真剣に恋愛できる男性を見つける場として有効なことには間違いないが、一方ではこのような危険人物と出会うこともあるので、男性を選ぶ時は、相手の目的や人間性をしっかりとチェックすることが大切である。

相手の見極めをしっかりと行うことができれば、女性にとって出会い系は、男性を選び放題、出会い放題のツールとして非常におすすめできる。